アクションゲームが上手くなる5つの方法
ほんとうの競争相手?
それは自分自身。
ウィルマ・ルドルフ
アクションゲームはスポーツのようなものだ。毎日練習すれば確実に上達してくる。
あなたは、初見で高難易度のゲームを簡単にクリアしたり、高スコアを叩き出したりする人に憧れないだろうか。
ゲームをクリアするのに時間がかからないから、次から次へと新しいゲームを遊ぶこともできるのだ。
今から私が記していく方法を試していけば、あなたにもそれが可能になる。
はじめに
アクションゲームが上手くなりたければ、まずは一つのゲームを徹底的に遊ぶことをおすすめする。
ひとつのゲームを長くやっていれば、他のゲームで遊ぶときにも、どうやったら上手くいくのかということが、感覚的に分かるようになるからだ。このレベルになれば、初見でも高難易度のゲームを簡単にクリアできるというわけだ。
世の中には、発売間もないゲームでいきなり高スコアを出す人がいる。しかしそんな彼らも最初からそんなことができたわけではない。彼らは、元々何かのゲームをやり込んでいるから、そもそもゲームに対する基礎体力が高いのだ。
- ストリートファイターが上手い人は、鉄拳も上手い。
- デビルメイクライが上手い人は、ベヨネッタも上手い。
- ビーマニが上手い人は、ポップンも上手い。
つまり、アクションゲームが上手くなる方法というのは、この基礎体力をあげる方法のことを指す。
ゲームの基礎体力をつけるためには、沢山のゲームをやる必要はない。あくまでもひとつのゲームをやり込むというのがポイントだ。
むしろ、アクションゲームが上手くなるために一番無駄な行為は、色々なゲームを広く浅くやることだ。このやり方では、いつまで経ってもゲームの基礎体力をつけることはできない。
つまり、私が言うアクションゲームが上手くなる方法とは、ひとつのゲームが上手くなる方法のことである。
結果的に、ひとつのゲームが上手くなれば、ゲームの基礎体力が向上し、ゲーム全般が上手い人になれるというわけだ。
ゲームが上手い人になることができれば、前述のように初見で高難易度のゲームも簡単にクリアできるし、高スコアを叩き出すことができるようになる。
今から私が記す5つのゲーム上達法は、アクションゲームで上位1%に入るために私が実践していることだ。
ひょっとしたら、あなたは少しだけアクションゲームが上手くなりたいだけかもしれない。しかし、そんなあなたにも私が実践しているゲームの上達法はきっとお役に立てるだろう。
1.上手い人のプレイ動画を見る
ゲームの上達には人の真似をするのが一番だ。そのためには、動画を見て勉強するのが最も効率が良い。
もし大会が開催されているゲームであれば、是非大会の動画を見てみよう。また大会の動画でなくても、全国クラスのプレイヤーたちが自分で撮影したプライベートな動画を動画投稿サイトにアップしている。この動画を活かさない手はないだろう。
上位陣は、自分が知らないテクニックを使っているものだ。
動画で見てもよく分からなければ、掲示板で質問をすると良い。今時は色々な攻略サイトがあるし、掲示板で質問すればゲーム好きな人が優しく教えてくれるだろう。
プレイ動画を見るときは、全国レベルのプレイヤーの動画でなければあまり意味が無い。自分と同レベルの人のプレイ動画は、共感するものは多いけれど得るものは少ないのだ。
ときには同レベルの実力者の動画を見るのも刺激になっていい場合もある。しかし、プレイ動画を見て勉強することを考えると、最悪そのプレイヤーと同レベルにまでしか成長できないことになってしまう。
もしその人がそのゲームの基本を徹底していなかったとすると、それを真似したあなたにも辺な癖がついてしまうのだ。一度ついた癖をとるのは簡単なことではない。
少なくてもゲームを始めたばかりのときは、変な癖がつかないように必ずトップクラスから学ぶようにしたい。
2.基本を徹底的にマスターする
大抵のゲームには基本の型がある。基本というのは素人が簡単に作れるようなものではない。
基本は、ゲームを長い間遊んできた人が、色んな議論や思考の上に作り上げたものだから、素人にはまず作ることはできない。
例えばコントローラのキーコンフィグなんかも我流でやってはダメだ。自分の好きなようにキーコンフィグを設定すると、あとになってから特定のコマンドを入力するのに無理が生じてしまい、せっかく慣れてきたキー配置を考えなおす必要がある。
だから、ゲームを始めた時は全国レベルのゲーマーのキー配置を調べてそれをそっくり真似するのだ。これで、コントローラのキー配置によって自分の上達が妨げられる心配はない。
どんなゲームにもセオリーは存在するから、まずはそれを調べて素直にその型を吸収するのが好ましい。たとえその型の意味が理解できなくてもとりあえず基本通りにやってみるのだ。最初は具合が悪いかもしれないが、次第に慣れてきて型の意味が納得できるようになる。
なぜこの型通りにやれば上手くいくのかということが分かるようになると、自分で練習法も編み出せるし、応用的な技術も創り出すことができるのだ。
3.食事と睡眠を惜しまない
ひょっとするとあなたは、ゲームのためにそこまでするの?と思うかもしれない。しかし、これは私が今まで見てきた全国レベルのプレイヤーたちに共通して見られた傾向だった。
彼らは食事と睡眠が成長に欠かせないことを体感として理解しているのだ。
例えば、昨日はどうしてもクリア出来なかったステージが、今朝はまるで何事もなかったかのようにあっさりクリアできてしまうことが起こる。
また、空腹でイライラしているときには集中ができず、練習の効率が悪いことも理解している。そもそもゲームを遊ぶ時間が楽しくないこと自体が損なのだ。
だからこそ、食事と睡眠は惜しまない。生理的な欲求をきちんと満たした上で練習に取り組むのだ。
食事や睡眠が成長に欠かせないことを理解できると、自然とよく寝る癖がつくし、体に良いものを摂る癖がつく。
無理をして生活スタイルを変えようとしなくても、ゲームの上達が楽しくなってきたら自然とこういうことが出来るようになるので、それほど意識して頑張らなくても大丈夫だ。
4.コミュニティに参加する
同じゲームをするもの同士、仲間が出来ることもあるだろう。この関わりは是非大事にした方がいい。自分の好きなことで出来た仲間は一生涯の友になるからだ。利害関係のない純粋な友人だ。それは、あなたの人生をとても充実したものにしてくれる。
そして、コミュニティの中で多くの人と関わるようになれば、色々なアドバイスをもらう機会があるだろう。もしその人が高い実力者であった場合、その人の一言で今までの自分の考え方が一変することが起こるものだ。それもこれも、人との関わりが無ければありえなかったことである。
独りで黙々とゲームをする時間を確保するのも上達には欠かせないが、コミュニティに入って人と関わることも多くの学びを得られるのだ。
最近はSNSなどを使えば簡単にコミュニティに参加できるようになった。アーケード用のゲームをプレイしているのであれば、ゲームセンターに行くのも人と繋がるための一つの手段だろう。
気をつけなければならないのは、コミュニティ内の人付き合いやSNSなどにハマりすぎて、大事な時間やお金を無駄に浪費しないようにするということだ。あなたがその付き合いを心から楽しんでいるのであればそれでも良いのだが、もしそれが負担になってしまうというのであれば本末転倒になってしまう。
あなたは他の誰でもなく、あなたのために生きているのだ。
だからある程度は水のようにさっぱりとした関係を保つように心がけたい。ベタベタしすぎる付き合いは、色々なトラブルの元だし、逆に関係が長く続かないものだ。長期的に関係を続けていきたいのであれば、適度な距離感の方が良いのである。
5.本を読む
事情があってコミュニティに参加できないという人もいるだろう。そういう人には本を読むことをおすすめする。本を読むことは、自分とのコミュニケーションになるからだ。
あなたは本を読むことと、ゲームの上達は無関係だと思っているかもしれない。しかしそんなことはない。
日本で初めてプロゲーマーになった格闘ゲーマーの梅原大吾さんは、勝負事の本を沢山読んだというし、同じくプロ格闘ゲーマーのときどさんも東大出身で猛烈な勉強家だったのだ。
世の中には本を読まなくても全国レベルの実力になる人はいるが、そんな彼らに共通しているのは、本以外の場所から多くの学びを得ていたということだ。
例えば、野球のイチロー選手は、目を悪くしないために本は読まないようにしているらしいが、お気に入りのドラマを何十回も見ていたりする。
媒体は何であれ、良い言葉に触れると必ず新しい発見があるものだ。そうやって知恵を蓄えることはゲームの上達に有効なのである。知恵を蓄えるお手軽な方法は本を読むことなのだ。
もちろん、コミュニティに参加して、人との関わりを持つことも、良い言葉に触れる絶好の機会になる。コミュニティに参加した上で、さらに本を読むのならそれに越したことはないだろう。
もし、あなたがコミュニティに参加できない場合は最低限本を読むことを心がけたい。本を読むことで、今までの自分にはなかった価値観に出会える可能性がある。なんにしても、自分の殻に閉じこもったままでいることが問題なのだ。
では、ゲームを上達するにはどのような本を読むのがいいのだろうか。上達の法則を手っ取り早く知るには、認知心理学の本を読んでおくといいだろう。人間はどのようにして記憶し、理解するのかが分かるようになる。成長するということは人間に詳しくなるということなのだ。
成功哲学書や自己啓発書なども、沢山のいい言葉に触れることができるのでおすすめだ。最低1冊は読んでおくとためになるだろう。
>> 新訳 成功の心理学 人生の勝者に生まれ変わる10の方法
ちなみに私の家には1000冊近くの本があり、それらをほぼ全て読んできた。
上に紹介した2冊は、その中でも私が特に感銘を受けて何度も読み返している名著である。
成功者や上級者の思考に触れるのはいいことだし、そこで得た知見はゲームの中に活かすこともできる。
本をただの机上の空論と侮らずに充分活用していこう。
まとめ
ここまで書いてきたことは、ゲームが好きな人なら多かれ少なかれやっていることだと思う。
プレイ動画を見るのもコミュニティに入るのも、ゲームが好きな人なら誰に言われずとも自然にやってしまうことなのだ。
ここまで私が書いてきたことを実践して、黙々とゲームに打ち込めば、間違いなくあなたはそのゲームで上位1%の実力者になることができるだろう。その気になれば上位1%は案外達成できるものだ。
このレベルまでゲームが上達すれば、世の中の大抵のゲームを俯瞰(ふかん)して見ることができる。難しそうだなあと思ってソフトの購入をためらうことはまず無いし、むしろクリアが簡単そうなゲームはプレイする気すら起きなくなってしまう。高難易度アクションゲームが楽しくて仕方がないだろう。
参考までに言っておくと、プロレベルのゲーマーは上位0.01%の実力だ。つまり、全国レベルのゲーマーと呼ばれるようになるには1万人に1人の実力を付けなければならない。
上位1%は確かに周りからは凄い目で見られるし、尊敬の眼差しを浴びることもあるだろう。ゲーセンに出没すればちょっとした人気者である。しかし、所詮それは道を歩けばすれ違う程度の実力にすぎないのだ。上位0.01%の彼らからすると、上位1%のやり込みは幼稚園のお遊戯に過ぎないわけだ。
あなたはそのレベルにまで到達したいと思うだろうか。1万人に1人になるためには、そのゲームに人生を捧げるほどの覚悟が無ければならない。
なんにしても、ゲーム自体を存分に楽しんで欲しい。楽しんでやっていたらいつの間にか上手くなっているものなのだ。
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