パソコンでテレビを見る 外付け地デジチューナーGV-MVP/XZ3レビュー
GV-MVP/XZ3を購入
パソコンでテレビを見るための外付け地デジチューナーを1万円ほどで購入した。
私が使っているTOSHIBAのパソコンは、元々チューナーが本体に内蔵されているので、本来ならばこういう外付けのチューナーを買う必要はない。パソコン購入時にインストールされている視聴ソフトを起動すればそのままテレビが見れたのだ。
しかし、そのテレビの視聴ソフトであるQosmio AV Centerの調子がどうも悪くなってしまい、テレビが全く見れなくなってしまった。色々な手を尽くしてみたのだが、結局お手上げ状態となったので外付けTVチューナーの「GV-MVP/XZ3」を購入したというわけだ。
東芝のサポートセンターのお兄さんは、とても丁寧にあの手この手と1時間も真摯に対応して下さったのだが、最終的にはリカバリする方法しか残されていないという結論に至った。
関連記事:Qosmio AV Centerでテレビが見れないので東芝のサポートセンターに電話してみた
結局、新しく購入した外付けチューナー付属の視聴ソフトmAgicTVが非常に使いやすかったため、こちらに切り替えて正解だったといえるだろう。
内蔵チューナーと外付けチューナーは競合しないのか
外付けチューナーを購入する際にあることが気になった。それは、チューナーを内蔵しているPCに外付けチューナーを取り付けてもちゃんと動作するのかということだ。結論から言うと、パソコンに内蔵されたチューナーと外付けチューナーが競合することはない。少なくともGV-MVP/XZ3に限って言えばその心配はなさそうだ。
私が購入したGV-MVP/XZ3は、テレビ映像の受信にUSBが使われている。競合するかどうかはGV-MVP/XZ3を購入する前に一応確認しておいたのだが、実際に使用しても問題なくパソコンでテレビを視聴できている。
そもそもこの製品を購入するのは、チューナーが内蔵されていないパソコンを持っている方だと思うので、私のように機器の競合を気にするケースはまれかもしれない。
GV-MVP/XZ3はシングルチューナーなので録画は同時に1番組だけ
GV-MVP XZ3はシングルチューナーのため、録画できるのは同じ時間帯に1番組だけとなる。
私は基本的に番組を録画することはないので気にならないが、ダブルチューナーやトリプルチューナーのように複数の番組を録画することに慣れている方にとっては、やや物足りないかもしれない。
最大15倍録画が可能
下の画像が本体のパッケージだ。箱には最大15倍録画の文字。どうやらこれがこの商品の売りらしい。後で15倍録画の画質を確かめてみよう。
周辺機器メーカーの老舗 I-O DATAが販売している。社名がアルファベットなので勘違いされている方も多いと思うが、I-O DATAは石川県に本社を置く日本のメーカーだ。
中に入っているものは次の通り。
- GV-MVP/XZ3本体
- USBケーブル
- B-CASカード
- ソフトウェアCD
- ガイドマニュアル類3つ
アンテナケーブルは同梱されていないので別途準備する必要がある。
機器の取り付け方
機器の取り付け方について説明していこう。
まずは本体にB-CASカードを挿入する。こうして見ると本体は意外と小さい。ちなみに私はそれほど手が大きいわけではない。
カードを奥まで差し込むとこのような感じになる。本体の裏側にはすべり止めが付いている。
本体上部にはアンテナケーブルとUSBケーブルの差込口がある。とてもシンプルな設計だ。
上にも書いたが、アンテナケーブルは同梱されていないので別途準備する必要がある。1000円も出せば、そこそこの長さで質の良いものを買うことができるだろう。
もう片方を外付けチューナー本体に取り付ける。ケーブルを差し込むときには、中の芯が折れないように注意する。
USBケーブルのもう片方をPCに差し込む。USBを差し込むときには方向を必ず一回は間違えてしまうのは私だけだろうか。
チューナー本体は、USBケーブルを介してPCから電源が供給されるので、別途ACアダプターなどを接続する必要はない。電源が供給されると青く光る。カッコいい。
さて、いよいよサポートソフトの出番だ。後ろに目覚まし時計が2つあるのは気にしない。私はとても用心深い性格なのだ。
CDを入れると実行ファイルを起動するか聞かれるので実行する。そのままソフトウェアの指示に従って進んでいく。詳しいインストール方法は別の記事にまとめておく。
インストールが終わると、mAgicメニューが表示される。視聴ボタンを押せばテレビ番組を見ることができる。
問題なくテレビ番組が再生された。Qosmio AV Centerであれだけ苦労した身としては、あまりのあっけなさに拍子抜けしてしまった。
ちなみに、画面上をダブルクリックすれば全画面表示に切り替えることができる。
また、ウィンドウサイズも自由に調整できるため、モニターの右側にテレビ番組を置いて、左側で作業をするなんてことも可能だ。
もちろん、視聴ソフトは常に手前に表示することもできる。インターフェースに関して気になることは特に無いだろう。
15倍録画の画質はどうなのか
さて、番組が視聴できるようになったところで、15倍モードの品質を確認してみよう。まずは、標準的なモードで録画したときと、15倍モードで録画したときの1時間辺りの容量を比較してみる。
録画モード | 1時間辺りの容量 |
標準 | 約10GB |
15倍 | 約720MB |
本来なら1時間で10GB以上の容量を使用するが、15倍モードなら約720MBで済んでしまう。下の画像は、15倍モードで録画した番組を23型モニタで全画面表示させたものである。近くで見ると少し粗が目立つが思ったほどは悪くない。内容が理解できれば良いというのであれば、15倍モードを使用しても充分だろう。もちろん、15倍だけではなく、2倍、3倍、5倍といったように他の倍率も設定できる。
パソコンでテレビを視聴できる環境は便利
とりあえず、パソコンでテレビを視聴できる環境が整った。やはりパソコンでテレビ番組が見れる環境は快適だ。
ネットをしていて気になった番組を見つけたときも、すぐにそれを視聴することができる。リモコンを探すこともないので、一日中同じ場所に座ったままということにもなりかねない。
外付けチューナーを購入する前は、ちゃんと動作するか少し不安な所もあったが、問題なく使えることができ満足である。
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